製品化事例

内視鏡誘導補助具「エンド・レスキュー」

消化管の病変部(例えば胃潰瘍や胃ガン等)からの出血等で救急搬送される患者は、内視鏡医により出血点の確認・同定が行われ、早急な止血処置が必要となります。
しかし来院までの時間に出血した血液は凝結し、胃内で大量の凝血塊として存在します。そのため、それらが出血点を覆い、同定が不可能となることが多いようです(経口内視鏡を使用する場合、患者は左側臥位(体の左を下に向けて寝た状態になります)。従って凝血塊は胃の形状から下に溜まり、出血箇所が覆われます)。患者を右側臥位にすることで、重力を利用して覆われた凝血塊を移動し、出血点を同定することもされているようです。しかしこの場合、術者の操作環境(内視鏡機材を移動したり、内視鏡の持ち手が左右逆になるなど)を変えなければならず、非常に手間となります。

そこで、術者の操作環境を変えず、患者のみ右側臥位に体位を変えるだけで、内視鏡を挿入できるデバイスを香川大学 森先生が考案され、(株)トップと共に共同開発いたしました。これまでこのようなデバイスが存在せず、医療現場でも困っていたため、非常に画期的なものになります。(H25-10-18掲載)

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