特許情報

薬剤抵抗性を持たない 種特異性の高い新しい殺虫剤の開発~昆虫幼若ホルモンの生合成の制御を活用~

管理番号 2019-001
技術の名称 薬剤抵抗性を持たない  種特異性の高い新しい殺虫剤の開発~昆虫幼若ホルモンの生合成の制御を活用~
番号 特開 2017-77212(2015/10/21出願)

技術の概要

本発明は、昆虫ホルモンの1種である『幼若ホルモン(JH)』を制御することで、幼虫段階での駆除が可能な薬剤の開発に繋がる技術である。
JHは、幼虫の成長を促し、変態(幼虫から成虫へ)を抑制する昆虫特有のホルモンであり、若齢幼虫の体内では、濃度が高く、脱皮が繰り返され、終齢幼虫の段階になると、濃度が著しく低下し、変態に至る。
このJH濃度の制御に、「Myoglianin」という遺伝子が関与しており、JHの合成過程において「ブレーキ作用」として機能している。
そこで、Myoglianinの機能(ブレーキ作用)を阻害し、JHの濃度の低下を抑えることで、幼虫に過剰脱皮が起こり、生殖能力を持つ成虫となる前での駆除が可能となる。
このMyoglianinの機能を阻害する方法として、RNAi法(遺伝子ノックダウン)を使用、 特定の害虫に対する種特異的なdsRNAを設計することで標的害虫の選択が可能となり、薬剤抵抗性を持たない、種特異性の高い新しい殺虫剤の開発が可能である。

活用のセールスポイント

・コオロギのMyoglianin・dsRNAの活用
・コオロギ以外の種のdsRNA設計による殺虫剤の開発