沿革

20世紀の終わり、世界はかつてないほどのスピードでグローバル化の波に飲み込まれていました。技術革新が国境を越えて求められ、日本でも科学技術のさらなる発展が叫ばれるようになります。

そんな時代背景の中、1998年に「大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律」が施行されました。この法律は、大学や国の研究機関で生まれた知の結晶を社会へと還元し、産業を活性化させるための大きな一歩となります。

そして、四国でもこの想いを形にしようと動き出します。徳島大学・香川大学・愛媛大学・高知大学・高知工科大学の教員有志が手を取り合い、2001年2月15日、株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO)が誕生しました。その年の4月には、文部科学省・経済産業省より正式に「承認TLO」として認められ、使命に満ちた歩みが本格的に始まります。

創設初期、技術移転活動の実行にあたっては、四国電力のご支援が大きな力となりました。社長や一部の技術移転担当者(アソシエイト)が同社から派遣され、四国地域の大学研究成果と民間企業を結ぶ橋渡し役を担っていきます。

その後、時代は流れ、2015年6月には体制を大きく刷新。徳島大学・香川大学・愛媛大学・高知大学・鳴門教育大学、そして当社自身から取締役を選任し、代表取締役もその中から決定するという、より地域密着型の運営体制へと変わりました。アソシエイトはすべて当社の職員となり、各大学に常駐し、研究者との距離を縮めながら、技術の芽を社会へ育てる活動がさらに加速します。

そして2018年6月、新たな節目として、代表取締役社長を初めて自社から選任する体制となり、四国TLOはより自律した存在へと成長しました。今もなお、大学と企業、社会をつなぐ架け橋として、知と技術の「未来」を紡いでいます。